2022/11/02
#代表ブログどうやら人って理想と現実のギャップを埋めようとしても、幸せにならないらしいのです。
(これを快楽順応というので興味がある方はぜひググってください。)
例えば「年収800万になれば幸せだ!」と思い頑張って達成したとしても、しばらく経つと次は「1千万になればもっと幸せなはず」とまた頑張る。すると、いつまで経っても満足しない。 このように【目標を達成すること】を一番の目的にすることは、悪くはありませんが「やらねばならない」という脅迫概念になりがちです。そして結果的に自己重要感が低くなり、幸せにならない。
またSNSやネットニュースを見ていると、他人の充実した生活や作られた理想ばかりが目につき、自分の現実とのギャップばかりを意識して、結果幸せにならない。
理想はあくまで動機づけだけがいい。理想に到達しないことで幸せにならないのであれば、出発点からどれだけ理想に近づけたかを感じるのがよいのです。つまり、理想や他人と現実を比べるのではなく、過去と今の自分を比較するということ。
理想と今の自分の比較 → 達成していないから自分は失敗している(=幸せじゃない)
過去と今の自分の比較 → 過去よりは進歩していて自分は成功している(=幸せ!)
このように、同じ状況でも比較対象を変えることで今の自分を肯定的にうけとめることができ、幸せな気持ちになれます。
子育ての場合で考えてみます。例えば子どもが年長さん(5歳児)になったから、そろそろひらがな全部書けるようになってほしい、という思い(理想)があったとします。でも実際はまだ一部しかひらがなが書けない。理想とのギャップに「なんでできないのー!」ってついイラッとしちゃうこと、ありますよね。 でもそうではなく、子どもの過去と今を比べれば「4歳までは書けなかった自分の名前が書けている!」と、子どもの成長を喜ぶことができ、結果幸せを感じることができるのです。
つまるところ、理想はあくまで理想であり行動するための動機づけと考え、理想と現実のギャップに固執しない。幸せになるためには理想や他人とのギャップではなく、過去から今の自分(や子ども)の成長に目を向け、理想に一歩でも近づけば喜ぶことが大切なのです。